
07,12.26
「信号の赤と青の意味がわからなくなったら、始まりだ。」
ヤク中の先輩が言っていたのを思い出した。
シンナー止まりの俺にはわからないことだった。
『 PS.そういうことでサヨナラ早退の方ヨロしくお願いします 』
クラクションを鳴らされ、我に返った。
横断歩道のど真ん中で車に睨まれていた俺は、急いで信号を渡りきった。
アクセルを踏み込み急発進していく車の群れが闇に溶けていく。
― 轢けば良かったのに ―
反射的に駆け出した自分の足を醜く感じる。
渡り切った道路の先には、電気の付いていない家が見える。
死にたいと思った。
俺の足が死を拒否して、生を掴もうとするならくれてやる。
手でも頭でも持ってけばいい。
もし、手が生を手放したくないなら離さなければいい。
他に肩でも腹でも内臓でも脳でも全部捨ててやる。
俺自身も、帰る家も家族もいらない。
最初からあってないようなもんだから。
一歩踏み出せ。家を背にして。逃げろ。
クラクションが鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く
鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響く鳴り響
>この影、マウスでちょこちょこ付け足して作ったんですが
お陰様で手と肩がぶっ壊れそうになりました。うう・・・もうしない。
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